クオンツ運用とは? < ヘッジファンドおまとめ情報局>


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2010-07-14

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クオンツ運用とは

クオンツ運用(quantitative strategy)

クオンツ運用とは一般的には投資において
「量的な分析を利用しコンピューターに売買にまかせる」
つまり、俗にいう
「システム運用」という意味でよくつかわれます。

有名なヘッジファンドもこのクオンツ運用を利用している事が
多く、人気でもあります。なぜでしょうか?

クオンツ運用の利点

クオンツ運用のヘッジファンドがすこし大げさなくらい
もてはやされていますが、そのパフォーマンスだけではなく
人気の理由はクオンツ運用の利点にもあります。

1.人為的なミスがない

legendary Renaissance Technologiesの創設者である
Jim Simon氏によると、

「科学者にゲームをやれせた場合、
 彼らの大半は本来持つ数学的、論理的思考力を
 十分発揮することなくゲームを終える」

つまり、データの収集、分析、プロセスにおいて
システムを利用する方がより効果的といえる。

2.厳格なルールの実行

投資の分野に限らず人は過去の分析などから
よりよい実行方法などを生み出すのが得意だが、
その実行となると得意ではない。

確かな実行が大切なポイントになる。

トレード中に損失を膨らませていることに気付かなかったりと
人はバイアス(偏見)などで失敗することがある。
しかし、クオンツ運用では、例えば
一般的にとてつもなく挑戦的に感じる場合でも、
決められたルールで取引のチャンスと判断される場合なら
バイアス無しに、確実に実行できるのである。

リスク管理に関しても同様である。
取引をするといろんなリスクと遭遇することになるが
厳密なルールに従うクオンツ運用の方がより
リスクを隔離することができる傾向がある。

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