CTAsとは? < ヘッジファンドおまとめ情報局>


001.png

008.png

2010-07-14

005.png


006.png

CTAとは

CTAs

CTA(Commodity Trading Advisors)

CTAは、直訳すると
「商品先物のアドバイザー」ということで、
商品先物の取引、運用のエキスパートということになります。

実際には今後の値動きの方向性(トレンド、モメンタム)を
知識、経験、過去のデータなどからを判断し、
その方向性が伸びることで収益を出します。
例えば、ある商品が上がるトレンド、方向性にあると判断した場合
その商品の買いポジションをとり、値上がりする(方向性が伸びる)ことで収益を得ます。

CTAは、売買取引をプログラムで自動売買などすることでも有名ですが
必ずしもCTA=自動売買ではないようです。

CTAの取引期間

CTAの取引期間は様々で、何分単位の短期取引から
何ヶ月という長期の取引を採用することもあるようです。

CTAの欠点

力強い方向性(トレンド)がある場合、CTAは大きいリターンを出しやすいが
CTAの欠点として、相場によっては方向性(トレンド)を判断することが
難しいく損失をだす場合があります。
多くのヘッジファンドが相場でポジションを同時に持っています。
CTAによるヘッジファンドはだいたい同じトレンドに乗って
収益をあげようとしていますので、一旦トレンドが変わると
CTAを採用するヘッジファンドが同時に損失をだすということがおこります。
事実、2009年に多くのヘッジファンドが同じように損をだしています。

Mean Reversion model(ミーン リバージョンモデル)

この欠点を補う為にMean Reversionというモデルを利用する
ヘッジファンドがあります。
相場のトレンドの中でも上下に騰落を繰り返しながら価格変動するが
長期的には、その平均的な水準(均衡値ないし適正価格)に戻る性質がある
という理論を利用します。

例えば上がっているトレンドの中で買いポジションを持っていても
一時的に大きく上へ伸びたが、適正な値まで下がると判断した場合
売りポジションをとります。ここでトレンドに変化が起こりが下向きになった場合
そのまま売りポジションを保持するという戦略のようです。

この売りポジションをとることで、急激なトレンドの変化に対応している
という説明のようです。

sponsored link